引越しで古いギターはどうする?5回目で気づいた解決策

引っ越しするとき、ギターはどうする? ジャパンヴィンテージギター

引越しの予定が迫ってくると焦りますよね。

「なんでもっと早く準備を始めなかったのか?」と毎回後悔するのに、日々の忙しさに追われてどうしても後回しにしてしまう。

私自身、これまで5回の引越しを経験し、この5月にも家族4人で地方への長距離引越しをしたばかりですが、荷造りの終盤でいつも一番頭を悩ませるのが「ギターをどうするか問題」です。

理由はシンプルで、ギターはとにかく場所をとり、ハードケースに入れようものならやたらと場所をとるから。

家族4人分の荷物でただでさえトラックがパンパン(=引越し代が高くつく)なのに、自分のハードケースがいくつも場所を取っている時の妻の「これ、本当に全部持っていくの?」という無言のプレッシャーと冷ややかな視線…。

家族を持つ人なら、痛いほどわかっていただけるはずです。

この記事では、私が引越し5回目にしてやっと辿り着いた「ギター引越しの最適解」をあなたに伝授します。

【先に結論】引越し時にギターをどうすればいいか?

引越し準備で時間がなく焦っている方のために、先に結論から言います。

  • ステップ1: 新居のスペースを考え、確実に置けるギターの「上限数」を決める。
  • ステップ2: 日常的によく弾いている一軍のギターだけを引越しに持っていく。
  • ステップ3: 過去1年間弾いていないギターは買取査定に出す。

【その理由】

  • 弾かないギターを持ち込んだ瞬間、新居の生活スペースが圧迫され後悔するから。(ご家族がいる人は、確実に怒られます)
  • いま古い日本製ギター(ジャパンヴィンテージ)の買取価格が異常に高騰しているから。
  • 引越し業者に運ばせると、トラブルや見えないリスクが多いから(※後述します)。

【注意点とタイムリミット】

間違っても、引越し前のバタバタしている時に、トレファクやハードオフなどの「総合リサイクルショップ」に持ち込まないでください。

ギターの価値がわからない店員に数千円で買い叩かれ、後から数万円単位で損をしたことに気づいて後悔します。

  • 引越しまで「2週間以上」の猶予がある人へ
    専門業者3社で相見積もりをとって最高額を引き出すのがベストです。ただし、荷造りで疲労困憊なら無理はせず、一番信頼できる1社だけを呼んでサクッと終わらせるのも賢い選択です。
  • 引越しまで「あと3日〜1週間」しかない人へ
    相見積もりをしている暇はありません。荷造りの手を止めずに、今すぐ1社だけでいいので「最短即日」で来てくれる無料出張査定を予約して、タイムリミットに間に合わせてください。

ソフトケースだと運送を断られる?引越し業者に任せるリスク

「とりあえずギターは引越し業者に一緒に運んでもらえばいいや」と考えているなら、少し注意が必要です。

実は大手の引越し業者であっても「ハードケースに入っていない楽器(ソフトケースのみのギター)」は、破損のリスクが高いのでトラックへの積み込みを断られるケースが多々あります。(経験談です)

引越し当日に「これは運べません」と言われてもパニックになるだけです。

楽器やオーディオがある場合は事前に伝えていきましょう。

あと、無事に運んでくれたとしても、トラック内の急激な温度・湿度変化や長距離の揺れでネックが反ったり折れたりするリスクがあります。

しかも、こうした環境変化による楽器のコンディション悪化は、業者の「補償対象外」になることがほとんどです。

お金を払ってリスクを冒してまで運ぶくらいなら、今の高騰相場で現金化し身軽に引越すのが一番理にかなっています。

1年以上弾いてないギターは宝の持ち腐れ。私の買取実績7.8万円

Greco EG500 ブラウンサンバースト

まず最初に断っておくと、私は今でもよくギターを弾いています。

だからこそ「いつか使うかも」「手放すのは寂しい」と中々断捨離ができず、引越しのたびに重いケースを運んできました。

でも引越しや子どもが成長して部屋が必要になったタイミングを機に、ずっと弾いていなかったギターをついに買取に出しました。

グレコのエレキ、トーカイのベース、モーリスのアコギの3本で、買取価格は合計78,000円になりました。

  • Greco EG500(当時の定価5万円 / 傷あり) → 買取価格 59,000円
  • TOKAI PB40(定価4万円 / パーツ欠損ありのジャンク品) → 買取価格 15,000円
  • Morris LF-3(定価3万円 / 傷・ペグ歪みあり) → 買取価格 4,000円

どれも思い出深いギターでしたが、思い出を言い訳にして押入れにしまい込んでおくのは単なる宝の持ち腐れでした。

今は古い日本製ギターの価格が異常に高騰しているので、ジャンク品が混ざっていても想像以上の価格で売れる可能性が高いです。

「ボロボロだし、どうせ売れないでしょ?」と思っている人ほど、今のタイミングで査定に出す価値があります。

ちなみに私は、この売却で得た78,000円を使って、現代の住宅事情に合ったYAMAHA THR5(小型で優秀なアンプ)などの周辺機材に買い替え、新しい部屋でのギターライフを劇的に充実させています。

「新居で落ち着いたら弾く」そんな日はやってこない

「とりあえず新居に持っていって、落ち着いたら考えよう」

そう思って新居に持ち込んでも、現実は甘くありません。

引越し後の開梱作業は死ぬほど疲れ、優先度の低いギターはケースに入ったままクローゼットの奥や部屋の隅に追いやられます。

そして数年が経過。最悪の場合、新居の押し入れの湿気や乾燥でネックが反り、いざという時には買取価格が数万円下がってしまいます。

「とりあえず持っていく」は、物理的な価値下落のリスクでしかありません。

実家にギターを置きっぱなしも無駄。ジャパンヴィンテージブームに乗っかろう

また、実家に置きっぱなしにするのも同様にもったいないです。

年に数回しか実家に帰らない人が、わざわざ重いギターを売るためだけに帰省して手配をするはずがないですよね?

古い日本製ギターの異常な高騰ブームは「今まさに来ています」。

市場の熱が冷めて相場が崩れてしまう前に、引越しの勢いを利用して一気に現金化してしまうのが賢い選択だと思います。

なぜ今、古い日本製ギターが高額買取されるのか?

私が売ったパーツ欠損のジャンク品(TOKAI PB40)にすら15,000円の値がついたのには、明確な理由があります。

1980年代〜90年代の日本製ギターは、世界的にもかなり良質な木材が使われていて、日本の職人の高い技術力で作られています。

最近では同じクオリティの木材を手に入れることすら困難なため、世界中のマニアや海外バイヤーが血眼になって探しています。

あと、昨今の円安も手伝ってジャパンヴィンテージの価値は過去最高潮に達しています。

Greco、TOKAI、Fernandes、YAMAHA、ARIA proⅡ、Fender Japanなど、昔は初心者向けだったギターが、定価の2〜3倍の価格で当たり前に取引されていたりします。

音が出ないジャンク品でも「当時の純正パーツ」自体に価値があるので、プロの査定士が見れば1〜2万円の値段をつけてくれることも結構あります。

「こんまり断捨離論」はギターには当てはまらない

断捨離で世界的に有名になったこんまり(近藤麻理恵)さんの断捨離メソッド「捨てるか?残すか?」の判断基準は、「ときめくか?ときめかないか?」です。

でもギターにおいてこの法則は通用しません。

なぜならギター好きの人は、自分のギターを引っ張り出して眺めたら間違いなく「ときめいてしまう」から笑。

一つ一つ迷いながら選び、青春を共にしたギターにときめかない訳がありません。

ですので、引越し時のギターの選別は「ときめき」ではなく、「今、弾いているか?弾いていないか?」という判断軸だけでドライに決めるしかありません。

ほとんど弾かないギターなら、価値が最高潮に達している今、「弾いてくれる次のオーナー」へ譲るのがあなたにとっても、譲る相手にとっても、そしてギターにとっても一番幸せな形です。

引越しのタイムリミットが迫っているなら、とりあえず「無料の出張買取」を利用して、荷造りの手を止めずにサクッと査定してみてください。

かなりの高確率で「今ジャパンヴィンテージギターがすごいことになってるな」と実感できるとお思います。

引越しの準備でイライラする時に、ギターの査定で78,000円が付いたことが1番の嬉しい出来事だったような気さえしています。