キャンディアップルレッドのストラトを40年弾き続けて思うこと。一生物のギターです

キャンディアップりれっど(CAR)のストラト(Fender Japan ST-62-65 JVシリアル1982年製) ジャパンヴィンテージギター

こんにちは。ギター歴40年、サウンドエンジニア歴12年のTakaです。

今回はキャンディアップルレッド(CAR)のストラトに興味を持った人に「こんないいことあるよ!」という話をします。

私のFender Japan(ST-62-65)は1982年製キャンディアップルレッドのストラトキャスターです。

ジャパンヴィンテージブームの今は20万円台で取引されていたりしますが、当時の定価は6.5万円。

学生時代に買って40年間、いまだにずっと弾き続けているエレキはこの1本です。(あとのギターはいろいろ入れ替わってます笑)

ギターを選ぶ上で、もちろん音は一番大事ですが、永く愛し続けるには「見た目」もめちゃくちゃ大事です。

若い頃に「かっこいい」と思っても、年齢が上がると似合わない見た目のギターは飽きて弾かなくなります。

その点、キャンディアップルレッドは最強。 色っぽさも、渋さも、可愛さも、気品も兼ね備えた、どの世代になっても似合うカラーです。

「ストラト」×「キャンディアップルレッド」の相性は絶妙

Fender Japan ST62-65 ストラトキャスター 1982年製JVシリアル/キャンディアップルレッド

ストラトキャスターと言えば、エレキ最大手Fender社の代名詞とも言えるモデル。

「ちょっと高めのストラトを買おうかな?」と思うと、ついついサンバーストやホワイト、ブラックなど無難な色を選びがちですよね。

確かに長く使う上で飽きが来ない色を選ぶのは重要。 ブルーやピンクなどビビッドな色も魅力的ですが、時が経つと「飽きが来るのでは?」という心配もあります。

その点、キャンディアップルレッドのこのギターは、10代で買ってから50代になった今でも飽きるどころか、むしろ更に好きになっています。

ストラトのピックガードとボディカラーの見た目のバランスがまた絶妙で、色っぽさと渋さが最高です。 最近立て続けに3回、初めての人達と一緒にセッションしたのですが、「そのギターかっこいいですね!」と褒められました。

キャンディアップルレッドカラー塗装はアメ車から着想。今はテスラカラーへ

キャンディアップルレッドのアメ車
※画像の引用元:KG★BASEブログ

キャンディアップルは当時のアメ車から着想を得た塗装で、下地にシルバーやゴールドのメタリックを吹き付け、表面にシースルーの赤を重ねた「3コート塗装」という手間のかかる技術を使っていました。

ちなみに最近、ジョン・メイヤーがPaul Reed Smith(PRS)のSilver Skyを開発する際に、「テスラの車の色を参考にした」と語る動画を見ましたが、その時に弾いていたギターがまさにヴィンテージのキャンディアップルレッドの雰囲気に近いものでした。

アメ車のようなヴィンテージ感も、テスラのような未来感も持ち合わせたカラーと言えるのがキャンディアップルレッドです。

キャンディアップルレッドの頭文字「CAR」が英語の「車」と同じなのも偶然ながら面白い点ですね。

※引用元:Car Watchサイト

経年変化で渋いヴィンテージ感も出てくる

キャンディアップルレッドのボディは、サンバーストカラーのように木目は見えませんが、経年変化で独特のヴィンテージ感が出てくるのも魅力です。

キャンディアップルレッドFender Japanストラトの経年変化(ジャパンヴィンテージギター)

3コート塗装の表面の半透明の赤色が、年月と共に濃い褐色に変化して、なんとも言えない深みのある色になります。

私のギターも購入時はもう少し明るい色でしたが、今では深みというか、大人の色気みたいなものが感じられる渋みを発しています。

CARはファッションで印象が変わる万能カラー

キャンディアップルレッド(CAR)のギターは、着る服装やストラップによって印象が大きく変わります。

例えば黒ベースの服装に合わせると、光沢のある赤がアクセントになって大人の渋さを演出。 明るい原色のファッションに合わせるとポップな雰囲気に。 白いシャツに合わせると気品や高級感が引き立ちます。

少し想像してほしいのですが、ベタ塗りの赤でも、サンバーストでも、キャンディアップルレッドほど多様なファッションに馴染みながら独特の雰囲気を出せる色はないと思いませんか?

キャンディアップルレッドのストラト愛用ギタリスト

キャンディアップルレッドのFernderストラトキャスターを愛用するギタリストは、国内なら佐野元春さん、佐橋佳幸さん。外国人ではイングヴェイ・マルムスティーンが一時期良くステージで使っていました。あとは古いところでリック・デリンジャーも一時期はCARストラトがトレードマークになっていました。

キャンディアップルレッドは希少性も高く、資産価値がある

キャンディアップルレッドのストラトは希少性が高いです。

1963年にFenderの特注カラー(追加料金)として出たため、そもそもの生産台数も少なく、当時のヴィンテージは数百万円の値がついています。 また、その後のFender JapanやUSA製も少し生産されていますが、ファンが多いため市場に出るとすぐに売れてしまいます。

実は、定価6.5万円だった私のFender Japanに「118,400円」という当時を大きく上回る高額な買取査定が付いたのですが、色の希少性も少なからず価格に影響したとのことです。

ただ今はFender Japanだけでなく古い日本製のギターの価格が全般的に高騰しているので、ここまで高額査定が付くのは何よりもジャパンヴィンテージブームによる影響が圧倒的に大きいです。

※もし古い日本製ギター(Greco,Tokai,Fernandez,YAMAHAなど)をお持ちの方は、一度無料査定に出してみると新しいCARストラトを買う十分な軍資金になるかもしれません。ジャパンヴィンテージギターについてはこちらの記事にまとめていますのでよかったら参考にしてください。

単なるメタリックレッドとは違う。3コート塗装ならではの深み

Fender Japan ST62-65 1982年製JVシリアルのキャンディアップルレッド(CAR)ストラトキャスター(縦)

「メタリックの赤でしょ?」と思われるかもしれませんが、ベタ塗りのメタリックレッドとは全く違います。

普通のメタリック塗装は表面だけがキラキラして平坦な印象になりがちです。 一方、キャンディアップルレッドは、クリアレッドの層を通して「下地のメタリックが透けて見える」構造。

この奥行き感と、光の当たり方で表情を変える深みこそが、CARだけの特別な魅力なのです。

もし「キャンディアップルレッドのストラトが欲しい」と少しでも思っているなら、見つけた時に買っておくことをおすすめします。

CARカラーは、希少なので探している人がかなり多く、ネットで「これ、いいかも!」と思っても迷ってるうちに売り切れてることが多いです。