父の古いギターはどう処分する?遺品整理を経験してわかった「絶対に捨ててはいけない」理由

ギターの遺品整理について エレキギターの豆知識

今年、義父(妻のお父さん)の遺品整理を手伝いました。

妻は一人娘で、義父とは私が帰省する度に一緒に犬の散歩に行ったり、男同士2人でよくお酒を飲む仲でした。

「私がいなくなったら、何でも売ってくれ!特にカメラは高く売れるぞ」と、何度か笑いながら義父に言われたことがありました。

その時は冗談だと思っていたのですが、遺品整理という「これまでのその人の人生と向き合う時間」を過ごす中で、今になってその気持ちが少しわかるような気がしています。

自分の大切な物は、その価値がわかる人に使って欲しい。

そんな想いだったのでは?と。

(実際には、義父のカメラは中がカビだらけで使い物(売り物)にはならなかったのですが…笑)

ただ、義父にとってのカメラは、私にとってのギターと全く同じです。

この記事では、おちゃめで愛すべき義父の遺品整理を機に考えた「もしこの先いつか自分が他界し時に、ギターはどうしてほしいか」というギター好きオヤジのリアルな本音と、今まさに遺品整理でギターの処分にお困りのご家族へ、絶対に知っておいてほしい本音をお伝えします。

「遺品をお金に換えるのは不謹慎」など絶対に思わないでほしい

亡くなったお父さんや旦那さんが大切にしていたギター。

ご家族としては「大切にしていたモノを手放していいのか?」「お金に換えてしまうのは不謹慎なんじゃないか?」と罪悪感を感じてしまうケースは結構よくありますね。

でも、いちギター好きとして言わせてもらうと「そんな風には絶対に思わないで欲しい」です。

むしろ、できるだけ高く売ってくれたら最高に嬉しいです。

なぜなら、「高く買ってくれる人」というのは「そのギターの本当の価値がわかっている人」だからです。

価値がわかる人に引き継がれて大切に使ってもらえるなら、ギターにとっても幸せなこと。

そして、売ったお金で残された家族が少しでも豊かになってくれるなら、それが一番嬉しいことです。みんながハッピーですからね。

実は以前、私が古い日本製エレキギター(フェンダージャパンST62-65)を買取査定し、その額が約12万円になったことを家族に伝えた時、みんなが冗談で「売ろう、売ろう!」と言ってきたことがありました。(売らずに今も愛用してます!)

その時、私は「俺が死んだら売っていいよ!」と笑って返したのですが、これが本音です。

ギターは「ただのモノ」ではなく、弾き手の人生が刻まれている

GibsonアコースティングギターJ100

遺品整理の時間は、ただモノを片付ける作業ではなく、残された物から今まで気づかなかったその人の人生を知る時間でもあります。(私も義父の遺品整理で痛感しました)

ギターって不思議な楽器で、弾いてきた人の手グセや、置いてあった部屋の環境がそのまま「音」に刻まれます。

極端な話、その部屋でよく鳴らしていたステレオの音楽さえギターのボディの響きを作っていくのです。

だからこそ、そのまま押入れでホコリを被らせたり、粗大ゴミとして捨ててしまうのはあまりにも悲しすぎます。

価値のわかるプロの手に渡し、ちゃんとメンテナンスをして次のギタリストへ繋いであげること。

それこそが、ギターを愛した故人にとって何よりの供養になると私は感じています。

「安物だから」と思い込んで捨てるのが一番もったいない

「でも、うちのお父さんはギターが全然上手じゃなかったし、どうせ安物だから売っても無意味でしょ」

そう思っているご家族もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください!

それが一番もったいないです。

ここ最近、1980〜90年代の日本製の古いギター(ジャパンヴィンテージ)は、世界中のマニアが探し求めており異常なほど価格が高騰しています。

あまり弾いていなかった安いギターや音が出ないジャンク品であっても、数万円で売れる可能性は充分にあります。

むしろ「あまり弾いていなかった」ということは、当時のパーツが綺麗なまま残っている「奇跡のお宝」である可能性大です。(定価の2〜3倍は普通にあり得ます)

間違っても「邪魔だから」と近所の総合リサイクルショップに持ち込むのだけは避けてください。

ギター専門の鑑定士がいないお店だと、せっかくのお宝が「ただの古いガラクタ」として数千円で買い叩かれてしまいます。

古いギターは買取店選びで数万円変わる

ギターの価値は、どこに査定に出すかによって数万円単位で平気で変わります。

(実際、私が過去に適当なリサイクルショップに持ち込んだ時は2,000円でしたが、正しく査定すれば5万円以上の価値があるとわかりました)

「でも、重いギターを専門の楽器店まで運ぶのは無理…」というご家族の方、安心してください。

今はスマホで申し込むだけで、楽器専門のプロ査定士が自宅の玄関先まで来てくれる「出張買取」が主流です。

  • 重いケースを運ぶ労力ゼロ
  • 故人の大切な遺品を、リサイクル品と一緒に雑に扱われない
  • 万が一「やっぱり売るのをやめます」と断っても完全ノーリスク(出張費無料)

亡きお父さんが大切にしていたギター、せっかくならその価値を一番高く評価してくれるプロに託してください。

きっと喜んでもらえると思います。

もし。どの買取業者を選べばよいかわからない方は、とりあえず楽器の買取屋さん、バイセル、買取福ちゃんの3社で見積もりをとっておけば安心です。

特に下記のロゴが付いたギターは、お宝品の可能性がありますので参考にしてください。(ここに記載がないものでもお宝品はありますが)

海外の有名ギターブランド

  • Gibson(ギブソン): エレキ・アコギ共に王道。数十万〜数百万円になる個体も珍しくありません。
  • Fender(フェンダー): ギブソンと並ぶ2大巨頭。特徴的なスパゲッティロゴ(筆記体)などが目印です。
  • Martin(マーティン): アコースティックギターの最高峰。ヘッドに「C.F.Martin」と書かれています。
  • PRS(Paul Reed Smith / ポールリードスミス): 比較的新しい高級ブランド。鳥のインレイ(指板の模様)と流麗な筆記体ロゴが特徴です。
  • Gretsch(グレッチ): 横文字やT字型の独特なロゴがヘッドに入っています。
  • Rickenbacker(リッケンバッカー): 特徴的な三日月型のプレートにロゴが刻印されています。

高騰中の国産ブランド(ジャパンヴィンテージ)

  • Greco(グレコ): 1970〜80年代のモデルはマニア間で非常に高値で取引されます。
  • Fender Japan(フェンダージャパン): ヘッドやネック裏に「MADE IN JAPAN」などの表記があり、年代により定価を大きく超えます。
  • Tokai(トーカイ): 古いモデルは海外でも評価が高く、超高額査定になるケースがあります。
  • Fernandes / Burny(フェルナンデス / バーニー): 古いモデルはジャパンヴィンテージとして高く評価されています。
  • Aria Pro II(アリアプロツー): 80年代のモデルは海外人気が高く、思わぬ高値がつくことがあります。
  • YAMAHA(ヤマハ): アコギはもちろん、SGシリーズなどの古いエレキギターは名機として非常に高額です。

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