【失敗談】ギターをリサイクルショップで売って後悔した話。大損しないための教訓

リサイクルショップでエレキギターを売った結果 ジャパンヴィンテージギター

実は以前、近所のリサイクルショップでエレキギターを売ったことを、私は今でも後悔しています。

誤解しないでいただきたいのは「ギターを手放したこと自体」を悔やんでいるわけではありません。

価値のあるギターを、衝動的に「二束三文」で手放してしまったことへの後悔です。

売ったギターはGreco(グレコ)のJJ-1。当時の定価は65,000円でしたが、提示された買取価格はたったの「2,000円」でした。

それに比べて、最近になって楽器買取専門店で売ったGreco EG500(定価50,000円)の買取価格は「59,000円」。

JJ-1の方がコンディションも良く、定価も高かったのに、です。

これは明らかに「売る店」と「タイミング」を完全に間違えた結果です。

この記事では、私が衝動的にGreco JJ-1を売ってしまった経緯と失敗の原因、そして古い日本製のギターを1円でも高く売るための「絶対の教訓」を書き記しておきます。

もし今、「古いギターを近所の店に持って行こうかな…」と迷っている人がいたら、私のこの失敗談をどうか参考にしてください。

妻との口喧嘩からGreco JJ-1を2,000円で売ってしまった経緯

Greco JJ-1カタログ(1985年)

10年ほど前、我が家にはエレキとアコギを含め6本のギターがありました。

子どもが少し大きくなり家が手狭になってきた時期で、妻から週末ごとに「使わない物は処分して欲しい」と言われていた頃です。

その度に「わかった、わかった」と適当な返事をしていたのですが、ついに妻が怒り出し「弾いてないギターは捨てたら?」と切り出しました。

私もカッとなってしまい「楽器を捨てるなんて考えられん!このギターだって価値があるんだ!」と、そのままGreco JJ-1をケースに入れ、近くのハードオフに駆け込みました。(今から思うと、よくわからない意地の張り合いですが…笑)

ハードオフに向かう道中、心の中では「まあ、2〜3万円くらいにはなるだろう」と高を括っていました。

でも…、カウンターで査定額を聞いて耳を疑いました。

「定価65,000円のギターが、たったの2,000円?」

泣きそうな気持ちになりながらも、妻に啖呵(たんか)を切って家を飛び出してきた手前、引くに引けずそのまま2,000円で売ってしまいました。

もちろん妻には「それなりの価格で売れたぞ」と強がって伝えておきました。

少しのお金にしかならなかった悲しさというより、青春時代を共にしたギターに対して「こんな扱いで手放してしまって申し訳ない」という気持ちの方が大きく、未だに思い出すと胸がチクリと痛みます。

青春のヘビメタ仕様「Greco JJ-1」の思い出

Greco  JJ1(白)イメージ※

※画像は同型モデルのイメージです

私が手放した「Greco JJ-1」は、いわゆるヘビメタ仕様のエレキギターです。

高校生の頃と言えばヘビメタブーム真っ只中。私もライトハンド(今のタッピング)奏法や速弾きに傾倒し、ヴァン・ヘイレンやイングヴェイ・マルムスティーン、ジェイク・E・リーなどのコピーバンドに明け暮れていました。

ギター雑誌『ヤングギター』でこのJJ-1を見つけ「どうしても欲しい!」と冬休みに花屋のアルバイトで貯めたお金を握りしめて楽器屋に走ったのを鮮明に覚えています。

真っ白だったボディカラーは、手放す頃には渋いクリーム色に変色していました。

JJ-1は、ケーラー(Kahler)トレモロ搭載、メイプルネックに24フレットのローズウッド指板というミディアムスケールのバリバリのヘビメタ仕様。

生音の鳴りは正直いまいちでしたが、ディストーションをかけるとクセのないゴリゴリのヘビメタサウンドが出せ、速弾きやアーミングには文句なしの1本でした。

ただ、大人になるにつれてヘビメタは全く弾かなくなったので「手放すこと」自体に未練はなかったのです。

なぜ私はギター売却でここまで後悔しているのか?(2つの失敗)

ギターを手放すこと自体には納得していたのに、なぜここまで後悔しているのか。理由はやはり「買取価格の安さ(買い叩かれたこと)」です。

今、このGreco JJ-1の中古価格を調べると55,000円前後で売られています。

私が最近売却したGreco EG500は「定価5万円に対して買取価格59,000円」だったので、それと比較すると確かにJJ-1の価値はそこまでは高騰していません。

それでも「数万円の買取価格が付くポテンシャルのある楽器」を、たった2,000円で手放してしまったわけですが、この失敗には明確な2つの理由がありました。

【失敗1】ギター専門の査定士がいない「店選び」

ハードオフなどの一般的なリサイクルショップには、基本的に「楽器専門のプロ査定士」はいませんでした。

アルバイトスタッフが簡単なマニュアルに照らし合わせ、外見の傷や音が出るか出ないかだけで事務的に判断してしまいます。ジャパンヴィンテージとしての市場価値などは一切考慮なし。

少しでも高く売りたいなら、リサイクルショップではなく「ギター専門の査定士がいる買取専門店」に見積もりを出すべきでした。

【失敗2】「ジャパンヴィンテージ高騰」のタイミングを知らなかった

ここ数年、GrecoやTOKAI、Fender Japanなど古い日本製のギターの価格が異常なほど高騰しています。

海外で古い日本製ギターの緻密な作りが見直され、大ブームが起きているからです。

私がJJ-1を買取に出したのは、このブームが来る数年前。当時はまだこれほどの高値は付いていませんでした。

あの時、衝動的にハードオフに持ち込まず、手元に置いて今専門店に出していれば…と思うと。やっぱり後悔しかありません。

同じGrecoでも「EG500」が59,000円で売れた決定的な理由

Greco EG500 Sper Custom(59,000円買取が付いた機種)のimage画像

ではなぜ、同じGrecoでも「EG500(定価5万)」は59,000円で売れたのに、「JJ-1(定価6.5万)」の現在の中古相場は55,000円と定価を下回っているのでしょうか?

JJ-1の方が定価も高く、コンディションも良かったのに取引価格が安い理由は、シンプルに以下の2つです。

市場の需要に合っているか(定番モデルか?)

エレキギターの定番モデル

EG500はエレキの定番のレスポールタイプです。他にもストラトやテレキャスターなどの定番モデルは、時代に関係なく常に圧倒的な需要があります。

一方、JJ-1のような尖ったヘビメタ仕様は、一部のマニアには刺さるものの定番モデルほどの需要はありません。

まあ、それでも数万円で取引されているのですから、今のジャパンヴィンテージブームは異常なのですが。

古くなるほど価値が上がる「材質」か

JJ-1は高価な金属パーツ(ケーラー・トレモロなど)が原価の多くを占めていますが、金属パーツは経年劣化で価値が下がります。

一方、EG500は「本体の木材の鳴り」が求められるギターです。

80年代の良質な木材が数十年かけて乾燥し「枯れた良い音」へと変化しているため、新品のギターでは絶対に出せない付加価値が生まれ価格が高騰しているわけです。

【まとめ】私と同じ後悔をしないために。ギターを高く売るコツ

ジャパンヴィンテージギターの価格高騰は今まさにピークで、少し異常とも言える価格で取引されている絶好のタイミングです。

ただ最近は、この高騰を知って古いギターを売りに出す人が増え、中古市場の在庫が増えつつあります。市場価格は需要と供給のバランスで決まるので、ピークが過ぎて値崩れを起こす前に動くのが鉄則です。

私から言えるたった一つのアドバイスは、「価値のわからないリサイクルショップにだけは、絶対に持ち込まないでください」ということです。

私のように後悔したくない人、売るかどうか迷っている人は、まずは「今の自分のギターの本当の価値」を知ることから始めてください。

出張で無料査定をしてくれる楽器専門の買取店なら、お金も手間も一切かからず、もちろん価格に納得できなければその場でキャンセルしても全く問題ありませんのでお気軽に試してみると良いでしょう。

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