ギターは売れない?古いエレキを5.9万円で売ってわかった知恵袋の落とし穴。委託販売と買取の違いも解説

ギターは売れないのか? ジャパンヴィンテージギター

こんにちは。ギター歴40年、サウンドエンジニア歴12年のTakaです。

先日、ギターの買取についてGoogleで検索しているとヤフー知恵袋の下記の質問が表示されました。

【Q】エレキギターを売りたいのですが・・・ どこで買い取ってもらうのが一番いいのでしょうか?

そしてこの質問に対してかなり厳しい回答が並んでいました。

【A】「定価の5分の1」「(10万円のギターなら)3万円いけばいい方だな」「1万円前後では?」

Googleで検索して最初にこの知恵袋のページが出てきてしまうと、ガッカリ諦める人も多いと思います。

でも、ちょっと待ってください!

この知恵袋のQ&Aは2011年に寄せられた古い情報です。

今は中古ギター、特に古い日本製のエレキギターの買取相場はめちゃくちゃ高騰しています。

「古いギターは売れない」というのは過去の話です

確かに10年くらい前までなら中古ギターの買取相場は美品でも定価の5分の1がいいところ。 特に古い日本製ギターはわざわざ買取に出すのも無駄な労力になるほど価値は低かったです。

でも今は違います。

古い日本製ギターは2022年頃から「ジャパンヴィンテージ」として人気が急激に上がっていて、当時の定価を上回る価格で取引されることも普通のこと。

中には定価の2〜3倍以上で取引されるものも少なくありません。

実際に私のGreco EG500(定価5万円)は、59,000円で売却。 

Fender Japan ST-62-65(定価6.5万円)は118,400円という定価の2倍近い査定額が付きました。

高額の買取査定が付いたGreco EG500とFender Japan ST62-65

どちらも購入当時はビギナー向けのお手頃価格のギターです。

なぜ古い日本製ギターが高く売れるのか?

その理由は、YouTubeなどの影響で海外のギターマニアが古い日本製ギターの価値に気づいたからです。

グレコ、トーカイ、フェルナンデス、アリアプロ2、アイバニーズ、フェンダージャパンなど、特に1980年代〜1990年代に製造されたギターが「ジャパンヴィンテージ」として高額で取引されています。

この頃の日本製ギターは、今ではほとんど手に入らない良質な木材が使用され、日本人職人の丁寧で安定した技術で作られており、数十年経った今になって再評価されているからです。

海外への販売ルートを持つ買取専門店の影響も

古い日本製ギターの買取価格が高騰している大きな要因として、海外販売ルートを持つ買取専門店の存在も大きいです。

例えばメルカリやヤフオクで日本人向けなら中古価格5万円のギターでも、海外で売れば10〜20万円で売れたりします。

つまり海外への販売ルートを持つ買取専門店なら、5万円〜10万円で買い取っても充分な利益が出るので査定額も高くなります。

特に出張買取の業者なら店舗の家賃も省けるので、店舗を持つギターショップやリサイクルショップよりも高く買い取ることが可能です。

個人がメルカリやヤフオクで、購入者の厳しい質問や価格交渉を乗り越えて日本人価格で売るより、外国人に高額で売ってくれる買取業者に売る方が手元に残るお金が大きくなるというわけです。(円安の影響も後押し)

ヤフー知恵袋の落とし穴

もちろんヤフー知恵袋の情報はいろんな人のリアルな経験に基づくコメントも多くとても参考になります。

ただ、どの記事を参考にするか?をしっかり選定しないと間違った情報を信用してしまうこともあります。

特にギターの買取については、古い情報を信じると大損することもあるのでご注意ください。

ちなみに、下記は2025年に書かれた知恵袋のQ&Aです。

【Q】「父の荷物の整理をしていて出てきたギターです。 こちらのギターを売るとしたらどのくらい価値があるものなのでしょうか?」

これはGreco EG59-70(定価7万円)というグレコのエレキギターについての質問ですが、下記のようなコメント(回答)が付いていました。

【A】「Greco社製のレスポールですね Greco SUPER SOUNDS は人気ありますから7万〜10万くらいなイメージですが勿論コンディションや製造年によってかなり増減します。」

この記事の冒頭で紹介したヤフー知恵袋では、「中古ギターは定価の5分の1ぐらいが相場」というコメントがありましたが、上記のコメントは「定価以上の価値がある」という意見です。

このように最近は、古いギターも機種によっては高値で売れると評価されています。

自分のギターの価値を正しく知る方法は?

自分のギターの価値(値段)を調べたいなら、楽器の買取専門店の出張査定を使うのが簡単でリスクがないです。

もちろん全ての買取専門店が該当するわけではありませんが、最近は無料で出張査定してくれるお店も多いので試してみると良いでしょう。

その際、大切なのは「ギター専門の査定士がいるか?」と「完全無料なのか?」の2点です。

たまに、サイトにデカデカと「無料で査定」という記載があっても、よく見ると「買取が成立しなかった場合は、出張手数料が発生します」と小さく書かれているケースもあるのでご注意ください。

もし業者を探すのが面倒な人は、とりあえず楽器の買取屋さん、買取福ちゃん、バイセルのいずれかで見積もりをとってみてください。

査定額に納得できなくても断ればいいだけですし、他のお店で相見積もりしてから決めても大丈夫です。(というか、その方が間違いないです)

ハードオフなどの総合リサイクルショップは?

ハードオフやトレジャーファクトリー、買取大吉などの総合リサイクルショップは、買取価格が安くなるので基本的にはおすすめしません。

ただし、楽器の買取屋さんなどの専門店で査定してみて「値が付かない場合」は、最後の手段としてリサイクルショップに持ち込んでみるのもアリです。

楽器の買取専門店は、需要が少ないギターは基本的に買い取りません。

一方でリサイクルショップならそういうギターでも数百円〜数千円で買い取る場合もあるので、一か八か試してみる価値はあります。

「委託販売」と「買取」の違いと注意点

ちなみに委託販売と買取がごっちゃになってる人も結構おられますが、それぞれメリット・デメリットがあるのでお間違いないように。

  • 買取(通常の売却): お店にギターを渡した時点で取引完了。その場ですぐに(または数日以内に)現金を受け取れます。お店が在庫リスクを負うため査定額はその分引かれますが、売れ残る心配は一切ありません。
  • 委託販売: お店にギターを「預けて」代わりに販売してもらうシステムです。買取より高く売れる可能性はありますが、「いつ売れるかわからない(数ヶ月以上かかることも)」「売れ残ったら手元に戻ってくる」という大きなリスクとデメリットがあります。

今はジャパンヴィンテージの「買取価格」自体が高騰しています。 

いつ売れるかモヤモヤしながら委託販売で待つよりも、専門の買取業者に頼んで、リスクなくその場で「現金化」してもらう方が気分的には楽かな?と思います。

今は「ギターは売れない」と思わない方がいいです

Fender Japan ST62-65 1982年製JVシリアル

数年前までなら「特に中古の日本製ギターは売れない」というのが通説でした。

でも今はジャパンヴィンテージブームで、古い日本製ギターの中古価格は異常に高騰しています。

グレコ、トーカイ、フェルナンデス、アリアプロ2、アイバニーズ、フェンダージャパンなど、少し前まで二束三文だったギターが、定価の2〜3倍で売れることは普通にあることです。

音が出ないようなジャンク品でも、パーツに希少性があるので1万円ぐらいで売れることもあります。

とにかくヤフー知恵袋などネットの古い情報だけ見て判断しないでください。

もし家に古いギターがあるなら、とりあえず無料の出張査定をオーダーしてから判断しても遅くないです。

売るか?売らないか?も査定額を見てから考えればいいことです。

「粗大ゴミに出そうか?」「リサイクルショップで引き取ってもらえばいいか?」と思っていたギターが、実は数万円、数十万円のお宝品の可能性は、今なら本当にあります。